数年前、というか、ずばり2001年の夏、とあるテーマで
Susan Steinbergというジャーナリストが
私に取材したがっていることを知り、
彼女のことを、いろいろ調べてみました。
エミー賞を何度か取っているジャーナリストであり、
ドキュメンタリーフィルムの監督でもある
Susanは、
そのときはNew York Times TVの依頼で動いていました。
私は彼女の経歴を調べ、あるビデオに注目しました。
PBSの「American Masters」というシリーズの一部として制作された、
Paul Simonの南アフリカツアーのドキュメンタリー、
「BORN at the RIGHT TIME」は、彼女のエミー賞受賞作品でした。ビデオの内容や評価は
本家アマゾンのレビューを見ていただくとして、その昔、多感な少年時代にサイモンとガーファンクルから多大な影響を受けた私としては、Susanと話ができる、というか、ポールに、アートに、インタビューしたジャーナリストが、自分のところに来るというので、すっかり舞い上がってしまいました。
さて、TVクルーの来日スケジュールを打ち合わせたり、着々と準備は進み、成田から宇都宮までの道路案内も送って、さあこれから、というときに、9.11テロが起きてしまいました。彼女からは来日できなくなったことについて謝罪のメールが来ました。(当初は一時延期ということでしたが、やがて断念ということに、、)
こちらはまず彼女が無事であったことを喜んでいると返信しました。
結局、彼女もTVクルーも来日は実現しませんでしたが、実はその前に電話取材を受けていました。
緊張しましたよ。
夜、一人オフィスでニューヨークからの電話を待っているんです。
最初に電話に出なければならないガードマンには、英語でかかってきたらそのまま私につなげば良いからと言っておきました。
一通り、彼女の取材目的だった事柄についてインタビューを終えたあと、こっちの番だというわけで、ポールサイモンの話を切り出しました。
「あのドキュメントはあなたが監督した作品ですよね」
「ええ、そうよ。どうして知ってるの?」
「いや、こちらも調べてみたんですよ。今度、買っておきますから、サインしてください」
と言ったら、
「まだ持ってないのならあげますよ」
というわけで、マスターからコピーしたテープを来日時に持ってきてもらえることになってたんですが、来日できなくなったので、結局、郵送されてきました。
いただいたテープは、お世辞にもよい状態とは言えませんでしたが、今では私の大切な宝物です。
取材結果のほうは、間もなく放映されたらしいのですが、私のインタビューはたぶん採用されていなかったでしょう。
音声だけでそのまま使える英語なんてしゃべれるわけないしねぇ、、(爆)
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