救急隊員・消防職員のための一次救命処置テキスト
ふだんから、動物に注射や採血するのは平気ですが、
人にするのは、どうも苦手です。
正直言って、何度か人から採血したこともありますし、
手技的には、小動物の採血よりもはるかに簡単なのですが、
ものすごく緊張しますし、気持ちがおだやかではいられません。
そういう必要があるときには、もちろん医療行為ではないので、
本人の同意の下、細心の注意を払って行うのですが、
こちらが極度に緊張していることは相手に一切感じさせないように注意しています。
そして、終わった後で、「実はひどく苦手なんです」と打ち明けるのです。
大抵の人は、「わからなかったよ」とか、言って下さるのですが、
それはあくまで痛みを感じさせないような手技上の上手下手の問題。
そういうところは、動物を相手にしたって同じように手技は磨いていますから、、、
私にとって一番の問題は、他人の体に針を刺すという行為。
これが、ものすごく精神的に抵抗があるのです。
しかし、消防士、救急隊員だと(米国では)仕事でやらなければいけないのですね。
できないとしたら、配置転換をしてもらうしかありませんね。
でも、そういう配慮なしに即「解雇」というのでは、ちょっとひどいと思います
注射針を刺せない消防士が解雇、復職できるか…… | Excite エキサイト
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