[ロンドン発 ロイター] 英国のリテールストア、
ウールワースは、6歳女児用に開発したロリータという名のベッドの販売を取りやめた。これはロリータという名称が幼児性愛を連想させるという、親からの抗議を受けてのことだった。当初、ウェブ通販部門のセールススタッフは、この言葉の関連に気づいてはいなかったという。
ウラジミル・ナボコフが1955年に発表した小説「ロリータ」の中では、主人公は12歳の義理の娘に性的にのめりこんでいく・・・しかし、
ウールワースのスタッフはそんな昔の小説やそれに基づいて製作された2本の映画について、全く聞いたこともなかったという。
したがって、母親たちが子育て関連のウェブサイトで警鐘を鳴らし始めるまで、机と戸棚がセットになった白無垢の木製ベッド「Lolita Midsleeper Combi」という商品を宣伝することに、彼らはなんら違和感を持たなかったのだ。
「ロリータという言葉を知らないスタッフにとって、寝耳に水でした。本当に、誰も知らなかったんです。」と広報担当者は記者に語った。
「
Wikipediaを一度でも読んでみるべきでした。でも、今でもその名前の女性が誰なのか、私たちは知らないのです。」
ウールワースは現在、その商品を販売していないという。
「今や、この商品は私たちに対する警告です。この商品は即座に排除しました。」
「私たちは現在、製造元と話し合いをし、この商品名がどのようなブランディングの結果もたらされたものなのかを調査中です。」
Shop pulls "Lolita" bed for young girls (ロイター)
★そういえば、中学のときの漢文の先生の口癖が
「近頃の若ぇもんは、物知りやがんねぇから困る」でした。
ウラジーミル ナボコフ
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