たまたま、最近読んだ新聞記事の中に、
地学用語として「海進」(かいしん)というのがありました。
海進とは温暖化による海面上昇で、海が広がり、
内陸に向かって海が進んでくる、ということなのですね。
つまり、海進が起きると、陸続きだったところが海で隔てられる。
たとえば縄文人は、アジアと陸続きだったときに歩いて来ましたが、
その後、海進が起きて日本列島に取り残されたというわけです。
さて、日本列島が経験した(現在もその跡が残っている)
大きな海進はふたつあるのだそうです。
ひとつは、日本人の祖先が大陸から渡ってきてから経験した
「縄文海進」
約6000年前に起きたと考えられている縄文海進は、
現在の間氷期に起きた最大の海進とみられています。
縄文海進 -鶴岡八幡宮下まで海-
もちろん、現在進行中の温暖化により、
今後さらに大きな海進が起こる可能性はありますが、、、
もうひとつは、約12万5千年前に起こったとされる
「下末吉海進」
この時期は、現在よりもひとつ前の間氷期(エーミアン間氷期)
この頃の地層は神奈川県東部によく保存されているそうです。
下末吉期 -12.5万年前にも温暖化-
すごいですね。
下末吉海進と、縄文海進の間の氷期に海が後退し、
モンゴロイドの人たちがユーラシアからアメリカ大陸に渡り、
そのすぐ後にもうひとつのグループが
日本列島にも同じようにして渡ってきたんですね。
これが縄文人の祖先というわけなのでしょう。
地球温暖化あるいは寒冷化
と、民族大移動は密接な関係があったのですね。
縄文人の遺産と現代人への警告―谷地名と縄文人・縄文海進,温暖化と災害のはなし
鶴見川流域の考古学―最古の縄文土器やなぞの中世城館にいどむ
Y染色体からみた日本人
不都合な真実
An Inconvenient Truth
ブログアフィリエイトで日給8万円
iPod で日本語LINUX 高音質化も実現
もし、タイムマシンがあったら
のらくろ
放し飼い地鶏 有精卵「たべてご卵」<10個>
人気blogランキングへ