米で2例目のBSE確定 再検査で「シロ」判定覆る (Excite/共同通信)
というわけなんですが、
いったんシロとなったものを再検査、しかも最終判断は英国に頼んだ
というところにひっかかるものを感じます。
再検査という判断は正しかったと思うのです。
でも、そこに至った経緯は、伝えられたニュースだけではよくわかりません。
よくぞやった、と言う前に、どんな議論があって再検査に至ったのかを
まず知りたいと思います。
次に、最終判断が米国内ではできなかったという点。
これは日本でも当初は英国に頼んでいたことを考えれば
確実を期すための措置と言えなくもないですが、
それなら、これまでやっていた検査は大丈夫なのか?
となってしまいます。
現在、米国では消費者団体も生産者団体も、
検査体制のあり方に疑問を投げかけています。
しっかりした検査体制がないと、牛肉を買ってもらえないと
生産者は怒っているわけです。
最後に、今回の陽性牛は高齢だから日本への輸出には問題がない
と農務長官がコメントしているようですが、
レンダリングの飼料リサイクルは本当にやっていないのでしょうか?
これまでの施策が、すべて
「アメリカの牛は大丈夫」という発想で決められていたことを考えると
相当に怪しいと思うわけです。
とかいいつつ、日本も五十歩百歩なので、
日本の牛は大丈夫でアメリカの牛は危険だなどとは
口が裂けても言えません。
ええ、絶対にそんなことを言ってはいけませんとも。
米国における飼料規制除外品目だそうです (Speak Easy)
米消費者団体CUが20ヶ月以上全頭検査をUSDAに要求・専門調査会傍聴
(BSE&食と感染症 つぶやきブログ)
アメリカのBSE確認検査結果は陽性 (Sasayama's Weblog)
アメリカ農務省の狂牛病対策(未対策)最新事情 (暗いニュースリンク)
国産牛肉の問題点 ちゃんと資料は公開されているのです
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