去年のこと。
6月初旬のある日に突然思い立って、
そうだ、ホタルを見に行こう
と、仕事が終わったら同僚と一緒にお子様連れでホタルを見に行ったのでした。
去年は比較的順調に育ったらしく、「ホタル祭り」なるイベントの一週間後では
飛んでいるホタルの数もやや少なめ、それでも茂みの中で光るホタルを見て
同僚の子供たちは大満足でした。
さて、その同僚とたまたまホタルの話題になり、
「今夜行ってみますか」となりました。
実際にはお互い、なかなか忙しい身の上。
結局、今日はひまだった私が一人で、
極力自然に近い形でホタルを養殖している人の元に出かけて行きました。
車を停める前から、視線が気になっていたのですが、
来週末(6月4日と5日)のイベントを前に、
遊歩道の草むしりに余念のない、養殖場の主がそこにいました。
「こんばんは、今年はどうですか?」と聞くと、
「いやぁ、朝晩のこの涼しさでは、今年のイベントは本当に心配です。」
との答え。
ホタル(ゲンジボタル)は気温が15℃くらいならば5mほどの高さまで飛びますが
それより低いと、まず飛ばないとのこと。
既に雨が降るたびに、土手に上がって羽化を待っている状態の幼虫が
気温が上がらないので羽化できずにいることなど、詳細にうかがうことができました。
イベント前の平日にもう一度、見に行くことを約束して、帰ってきました。