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こまかいことにこだわってみるのもいいかもね (2003年8月クルーガー国立公園 Photo: E. Bailey)
by HOOP
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HOOPってこんな奴
 かつてスキンの絵柄が女性だったからといって女性が書いてるとは限らないだろ。これが意外どころか、そのものズバリの脂ぎった中年男だったりするのだ。まあ、気持ちだけはいつまでも14歳くらいだったりするんだけんども、そんなこと言われたって気味悪いだけだろうしな。

 あ、そういえば、ブログホイホイに捕獲されちゃいました。アクセスアップだけじゃなくて、けっこう面白いブログに出会えるから意外と使えるかもね。

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文化庁映画賞 文化記録映画大賞
文化庁映画賞 文化記録映画大賞_b0002954_1151245.jpg


文化庁映画賞 文化記録映画大賞に、
「ある精肉店のはなし」が選ばれました。

平成26年度文化庁映画賞について
 文化庁では,我が国の映画の向上とその発展に資するため,文化庁映画賞として,優れた文化記録映画作品(文化記録映画部門)及び永年にわたり日本映画を支えてこられた方々(映画功労部門)に対する顕彰を実施しています。
  文化記録映画部門では,選考委員会における審査結果に基づき,次の3作品(文化記録映画大賞1作品,文化記録映画優秀賞2作品)を受賞作品として決定しました。各作品の製作団体に対して,文化庁映画賞として賞状及び賞金(文化記録映画大賞200万円,文化記録映画優秀賞100万円)が贈られます。
  また,映画功労部門についても次のとおり7名の方を受賞者として決定し,それぞれ文化庁長官から文化庁映画賞が贈られます。
【贈呈式】(都合により,日時・場所の変更の可能性があります。)

日時  平成26年10月23日(木曜日)20時~
会場  六本木ヒルズ グランドハイアット東京 2F

【受賞記念上映会】
<文化記録映画部門受賞作品>

日時
平成26年10月26日(日曜日)
11時~『鳥の道を越えて』
14時~『鬼来迎-鬼と仏が生きる里-』
16時~『ある精肉店のはなし』
会場
シネマート六本木 スクリーン4

(中略)

○文化記録映画部門贈賞理由

「ある精肉店のはなし」 監督:纐纈 あや 2013年/108分
 家族で牛を飼育し、屠畜して精肉を販売する。この仕事を代々続けてきた精肉店一家の日常は活気に満ちている。牛のいのちと向き合ってきた家業の深奥で光る明るさだろうか。それが映画全編のトーンを作っている。屠畜や部落差別というテーマがこうした雰囲気の中で語られたのはこれまでなかったことだ。斬新な視点で地域の「今」を伝え、差別をめぐる人びとの意識の変化に迫ったこの映画の「構えの大きさ」を高く評価したい。
(戸田 桂太)




ある精肉店のはなし / ポレポレタイムス社 Movies
概要・解説
大阪貝塚市での屠畜見学会。
牛のいのちと全身全霊で向き合う
ある精肉店との出会いから、この映画は始まった。
家族4人の息の合った手わざで牛が捌かれていく。
牛と人の体温が混ざり合う屠場は、熱気に満ちていた。

店に持ち帰られた枝肉は、
丁寧に切り分けられ、店頭に並ぶ。
皮は丹念になめされ、 立派なだんじり太鼓へと姿を変えていく。

家では、家族4世代が食卓に集い、いつもにぎやかだ。
家業を継ぎ7代目となる兄弟の心にあるのは
被差別部落ゆえのいわれなき差別を受けてきた父の姿。
差別のない社会にしたいと、地域の仲間とともに部落解放運動に参加するなかで
いつしか自分たちの意識も変化し、地域や家族も変わっていった。

2012年3月。
代々使用してきた屠畜場が、102年の歴史に幕を下ろした。
最後の屠畜を終え、北出精肉店も新たな日々を重ねていく。

いのちを食べて人は生きる。
「生」の本質を見続けてきた家族の記録。
スタッフ
監督:纐纈(はなぶさ)あや
プロデューサー:本橋成一
撮影:大久保千津奈
録音:増田岳彦
編集:鵜飼邦彦
サウンドデザイン・整音:江夏正晃(marimo RECORDS)
音楽:佐久間順平
撮影助手:秋野青
製作補佐:佐久間愛生、小野麻里、前田恵
製作デスク:中植きさら
製作統括:大槻貴宏
製作:やしほ映画社、ポレポレタイムス社
公式サイト:http://www.seinikuten-eiga.com


映画が公開してからのこと(2014/9/17) 監督日記
「ある精肉店のはなし」が今年度の文化庁映画賞 文化記録映画部門大賞をいただくことになった、という知らせをいただいた時、全身からスーッと力が抜けていくようでした。

ほんとうによかったな…、と思いながら頭に浮かぶのは、北出さんご家族や地域の方々の姿でした。大きな覚悟を持って、作り手の私たちを信頼して、この映画製作に協力していただいたその思いに、目に見える形でひとつお返しできる、そんな思いになりました。

私には、いつも気になっていることがあります。それは、映画を作ったことによって、 そこに映し出された方々の〝今〟にどのような影響を及ぼしてしまっているのか、ということを。それは、プラス、マイナスの反応に関わらず、映画を作ったことによって、それまでの流れを何かしら変えてしまった、という罪悪感ともいえるようなものでもあります。初めての作品だった『祝の島』では、「映画のパンフレットを地図代わりにして、島に来る人がようけおるんで〜」と言われて、とても嬉しいのだけれど、でも手放しで喜べない複雑な思いになって、自分でもその気持ちをどう消化すればいいのかわからずに、いっときものすごく落ち込んだのでした。

『ある精肉店のはなし』も、映画を観て感動しましたといって、北は北海道から、南は沖縄まで、遠路はるばる北出精肉店を訪ねていらっしゃる方が実にたくさんいらっしゃいます。その報告を受ける度に、私はドキッとします。とっても嬉しいことなのだけれど、でもひとりひとり、丁寧に対応してくださっているであろう北出さんや地域の方たちのことを想像しては、申し訳ない気持ちになってしまうのです。

先日、北出新司さんと一緒に上映会に参加した帰りに、おもわずその思いを口にしてしまいました。新司さんは朗らかに「まあ、いっときのことやし。それにみんなで毎回、楽しんでるで。いろんな人おって面白いしな。それに映画があってもなくても、人はみんな変わっていくんやから」と…。今まで、何度となく包み込んでいただいてきた温かさ。なにがあってもだいじょうぶ、という深く根を張った懐の深さに、私はまたしても救われるような思いでした。

新司さん、昭さんは、映画のことをきっかけに、講演やワークショップを依頼されることも多く、いっそう忙しく立ち回っています。「忙しいね。だいじょうぶ?」と聞くと「差別をなくすことに命懸けてるさかいにな」と昭さんは明るく答えるのです。

人と人とが出会うということは、その瞬間から何かが変わっていく、ということなのだろうと思います。さらには〝生〟の本質とは、連続する変化そのものであるのだろうと思います。変化は喜びでもあり、恐れでもある。私の中の映画を作ったことによる恐れは、これからも消えることなく、右往左往し続けていくのだろう、と思います。

と、なぜこの時に、こんなことを書くのかはわかりませんが、でもとりあえずはやったー!なのであります。応援してくださっているみなさま、映画を観てくださったみなさま、この場を借りて、あらためて感謝申し上げます!!

↓下記は、贈賞理由としていただいた嬉しいコメントです!

*********
家族で牛を飼育し、屠畜して精肉を販売する。この仕事を代々続けてきた精肉店一家の日常は活気に満ちている。牛のいのちと向き合ってきた家業の深奥で光る明るさだろうか。それが映画全編のトーンを作っている。屠畜や部落差別というテーマがこうした雰囲気の中で語られたのはこれまでなかったことだ。斬新な視点で地域の「今」を伝え、差別をめぐる人びとの意識の変化に迫ったこの映画の「構えの大きさ」を高く評価したい。(戸田桂太・武蔵大学名誉教授)

http://www.bunka.go.jp/geijutsu_bunka/03eigashou/12th_eigashou.html


  


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by HOOP | 2014-09-18 11:02 | Watching
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