御大典記念奉祝唱歌
一
あめつち(天地)のむたきはみ(窮)なき
あまつ(天津)ひつぎ(日嗣)のみくらい(御位)に
わがおおぎみ(我大君)ののぼります
けふ(今日)のみのり(御典)のたふと(尊)さよ
二
たりほ(垂穂)のいね(稲)のおほみけ(大御饌)に
しろきくろき(白酒黒酒)をとりそへて
すめらみかみ(皇御神)にささげます
おおみまつり(大御祭)のかしこさよ
三
おお(大)きただし(正)ききみ(君)がよ(代)の
おおみいはい(大御祝)にとつくに(外國)の
つかはしひと(人)のつら(列)なりて
とも(共)にことほぐめでたさよ
作詩 湯川貫一 審査委員会修正 大正4年7月13日
そう、大正時代は今日、8月31日が天長節、今で言う天皇誕生日の祝日でした。
といっても、元年は明治天皇崩御が7月30日だったために間に合わず、
大正2年からということになります。
戦後の日本では、国民の祝日ではなくなってしまい、
ほとんど顧みられることのない大正天長節ですが、
当時はいろいろな行事が行われたため、
盛夏にやるのは大変と、大正2年で懲りた皆さんが祝日関係の法律をいじって、
大正3年からは10月31日に行事を行うようにしたそうです。
それでも、8月31日が天長節であることは変わらないので、
なんと、天長節が1年に2回あるという、
今からは信じられないような状況になっていた訳ですね。
それを考えると、今の状況はどうでしょう?
あんまりだぁ