20年以上も前、鹿児島出張のときに
独身寮にいた先輩に頼まれて鹿児島市内の「ラーメン太郎」という店に行った。
見当がつかないので、タクシーに乗って行ったのだが、
西駅(西鹿児島駅)が近かったような気がする。
先輩からのリクエストは、その店でマムシ酒を分けてもらってくれ、
というものだった。
着いてみると、看板はあるものののれんも出ていないし、
シャッターだったか引き戸だったか覚えていないが、
開いているのかどうか怪しい感じだった。
戸口から何度か呼びかけると、
かなり時間が経ってから歩くのも不自由そうな老人が杖をついて出てきた。
「ラーメンですか?」
「いえ、マムシ酒を分けてもらいたくて東京から来ました」
「ああ、どうぞお入りなさい」
それから、生きたマムシの処理、姿焼き、
14種類の薬草を使ったエキスの調製など、
また、手の指が少なかったり、足が不自由なのはマムシに噛まれたせいだ、
死んだふりをしていて噛むんだ、などなど
じっくりと小一時間は説明をされた。
説明に満足したのか、
「それで、いくらと聞いてきましたか?」
「オールドの瓶に入ったのが一万円と聞きました」
「そうですか」
そう言うと、ラベルのないオールドの瓶と、さつま小鶴(芋焼酎)を並べ、
「一万円だと、この柄杓で1杯、あとは焼酎が入ります」
横浜福富町に当時あった
ミスター高橋がやっていた「ラーメン太郎」で出す
30万円マムシラーメンは、これが30杯入るのだとも。
「お願いします」
手際よく先輩の分を作ると、
「あんたも東京からわざわざ来たんだから、これはあんたにあげる」
と、スキット瓶を出してきて、
あれれ、柄杓から入れる量は同じだよ。
びっくりしたりうれしかったり、お礼を言って大事に持って帰った。
※ ああ、今は機内に持ち込めないから、預けなければならないんだね。
割られるリスクを考えたら、持ち帰るより宅配業者に頼んだ方がいいかもしれない。
寮に帰ると先輩は満足そうに受け取っていた。
お父さんに飲ませるのだと言っていたね。
私は風邪ひきの時などに飲んだり、人に飲ませたりしていたら、
あっという間になくなってしまったが、
たしかにあのマムシ酒は元気が出る酒だった。
誰か、秘伝を継いでいないのかなぁ?
※ 冒頭の動画は生きたまま酒に入れてますが、
これだと、結構、生臭いですよ。
人気blogランキングへ
-
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-16193138"
hx-vals='{"url":"https:\/\/hoop.exblog.jp\/16193138\/","__csrf_value":"d693fedbbf913981dd0fef23a0a780237abc60356b11a0c4a1b01647670d291bb03c45b8c6c9310872d9f41b560d73e5a563a1efea14156d0505ddf2d02d514f"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">