
俺が子供の頃、父親は商売をしていた。
糊を量るには樽ごと量れる天秤ばかり、
焼き麩を量るにはバネばかりを使い、
売上の計算は大きな五玉そろばんを弾いていた。
俺はなんとなく、そのやり方を見ていて、
最初に覚えたのはバネばかりだった。
簡単だ。
最初に0に合わせたら、引っ掛けて引き上げるだけなんだから。
やがて、今で言うキッチンスケールのような上皿のバネばかりも
当然のことながら使いこなせるようになる。
一番厄介だったのは、旧式の体重計みたいな天秤ばかり。
まあ、それでも小学校の低学年で読むことはできるようになった。
それくらい、ローテクでも
ユーザーインターフェースは優れていたからだろう。
さて、そろばんだが、小学3年生で算数にそろばんがあったが、
教科書の図と、父親の使うそろばんには大きな違いがあった。
父親のそろばんは桁が少ないだけでなく、珠が多いのだ。
五珠が2個に一珠が5個、計7個の珠がある。
この形のそろばんは、Wikipediaによれば
五珠で0 5 10、一珠で1から5が表せるので、
一桁で0から15が表せる、
つまり16進数を使っていた昔の中国で発達したもの。
16進苦手なSEには便利かもしれないが(笑)、
父親に聞いたら、五珠1個と一珠4個しか使っていなかった。
写真のそろばんは、大学に入ってから、
物理学や化学の実習実験で、データをまとめるのに必要と感じ、
伯父か伯母が使っていたものを譲り受けたものだ。
ほとんどの計算を暗算か筆算でやっていたため、
大学では大活躍してくれた。
同級生たちが2台か3台しかない関数電卓(当時は数十万円)の
前に延々並んで順番待ちをするのを横目に、
計算尺とそろばんでさっさと終了するのが俺のやり方だった。
これだけ桁のあるそろばんなら、中間解をそのままにして、
残った桁で別の計算をしてから戻ることもできるし、
とにかく便利なツールだったよ。
新しい町で文房具店か珠算塾をみつけたら、
「そろばんすべり」をみつけてやることにしよう。
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