上は広辞苑(第三版)の一部だが、
「しゅっ-そん」とか、
「しゅっ-そん-きん」などという索引語は、
そもそも存在しないのである。
出捐 (しゅつえん)なら辞書にあるのですがねぇ。
しゅつ-えん【出捐】①金品を寄付すること。②〔法〕当事者の一方がその意思に基づいて財産上損失をして他方に利得させること。 (広辞苑 第三版)
②の解釈上、損をすることはあり得るが、受け取った側は利得する訳であって、
例えば、財団法人等が財務諸表において
受け取った出捐金を「出損金」と記載した場合、これは大きな誤りであって、
「損」の字を用いることはひどい誤解を招くのではないか。
ネットで検索してみると、それにしても「出損金」と記載したページが多い。
いや、多すぎる。
え? そういう誤りすら見抜けない、気づかない監査を馬鹿にするために
故意にそうしてあるんだろうって?
いや、まさかね。
誰か、間違った知識を広めている人間が
それも一人や二人ではなく、大量に存在するのではないだろうか?
それとも、財務会計ソフトのバグ?
出捐 (しゅつえん) です、覚えておきましょう。
※ なぜ、義捐金は間違えないんだろう? 義援金と「読み」が同じだから?
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