昔、「タバコの害について」というチェーホフの戯曲を演出したことがある。
私が演出した、最初で最後の芝居だ。
キャストは2学年下の加藤君。
無理な注文にも辛抱強く耐えてくれた彼にはとても感謝している。
さて、この「タバコの害について」だが、
劇のタイトルは加藤君演じる「校長先生」が劇中で、
おそらくは父兄を相手に講演する、その講演の題名でもある。
しかし、その内容とは、、、
ま、あとはチェーホフ戯曲全集でも立ち読みしていただくとして、
(おそらく、公立図書館にも所蔵していると思いますので)
このサイゾーの記事は、いったい何が言いたいのだろうか?
禁煙ファシズムを加速させるマスコミとJRは人殺し!?(前編)
結局、小谷野さん自身の活動はともかくとして、
この記事はそういう人物を紹介しているだけで、
社会に対してなんらかのアクションをしようということではなさそう。
健康増進法が既に成立・施行されている中、
喫煙できる空間を守っていくことも、ある意味大切なことかもしれないが、
それを分煙で解決しようというのなら、
私企業である鉄道会社に対して
どのようにしたら分煙のための費用がまかなえるのか、
具体的な提案として示してあげたらいかがだろうか?
それがないのに見出しに『人殺し』という言葉まで使う理由、
いや、合理的な根拠はどこにあるのだろう。
華麗な経歴を持つ小谷野氏なら、もっとやるべきことがあるんじゃないだろうか?
いや、やっているにもかかわらず、それが伝わってこないのは
このサイゾーの記事がいかんのだろう
禁煙ファシズムを加速させるマスコミとJRは人殺し!?(後編)