オーストラリアはブリスベンに行ったのは、3年前の8月だったか。
カンタス便名のビジネスクラスチケットで乗ったのは日本航空の直行便。
往復とも料理もワインもおいしく、快適な旅でした。
その帰りの便でのこと。
食事を終えて、ポートワインが欲しいな、というタイミング。
でも、日本航空はビジネスクラスといえども
ポートワインを積んでいないことは知っています。
んで、いつものベイリーズを頼んで呑んでたんですね。
お隣の窓際席にいらしたご老人。
アイルランドのご出身ですが、もう長いこと国には帰っていないのだとか。
今回は久しぶりに日本を経由して里帰りの旅だそうな。
んで、そのご老人がアテンダントを呼んで飲み物をリクエスト。
「バヤリースをくれんか」
「バヤリースでございますか?」日本人アテンダントが笑顔で応じ、
「ちょっと見てまいりますのでお待ちください」
「申し訳ございません。他の銘柄ならございますが、」
「それは何かね?」
「あの、
オレンジジュースでございますよね」
「いや、違う。ないのなら結構」
私はちょっと酔っていたせいか、ボーっとしていて、このやりとりを聞いていても
なんか変だなぁ、くらいにしか思いませんでしたが、ご老人はなにやら不満そう。
アテンダントがすがるような目でこちらを見て、日本語で
「そちらのお客様はなんとおっしゃっていたのでしょうか?」
「いやぁ、僕もわかりません」
「失礼致しました」と言ってアテンダントは去っていきました。
少し間があってから、ふと、自分がベイリーズを呑みかけだったことに気づき、
グラスに注ごうとしたら、小壜のラベルに目がとまりました。
あ、れ~? もしかして?
「アイリッシュクリームをお飲みになりたいのではありませんか?」
と隣のご老人に尋ねてみると
「そうなんじゃよ。もうなくなってしもうたんかのぅ?」
そう、ご老人が飲みたかったのは、
私が呑んでいたのと同じ
ベイリーズだったんです。
ベイリーズをオーストラリア訛りで発音すると「バイリース」、
たしかに「バヤリース」と聞こえてしまうかも。
すぐにアテンダントを呼んで、ベイリーズを持ってきてもらいましたよ。
ついでに、自分にももう一本!
しかし、まさかバヤリース、、、 もう、思い出すたび、可笑しくて、可笑しくて、、、
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