血液の流れがスムーズでないと、
身体の中にいろいろな障害が起こりますが、
血管の外にある組織液の循環も大事なものです。
血管から滲み出した組織液はリンパ管という管に集められ、
最後は静脈に合流するのだと、かつて学んだような気がしますが、
それじゃぁ、リンパ管の組織側はどのようになっているのでしょうね。
さて、この「リンパ」なる言葉は、
英語(いや、ラテン語か)の Lymph の音訳なわけですが、
漢字では「淋巴」と書きます。
「淋しいともえ」とは、なんともさびしい言葉ですな。
血液中の白血球には、「リンパ球」というのがあります。
リンパ球は免疫系、つまり外部からの侵入者に対して
防衛するための最前線の防御システムの一部をなしていて、
B細胞とT細胞、それにナチュラルキラー細胞に分けられます。
かつて、こうした機能あるいは細胞の性状が詳しくわかるようになる前には
リンパ球は大きさによって大リンパ球と小リンパ球に分けられていたようです。
そこで、大リンパのお話です。
いえ、おオリンパス、ではありません。
東京・上野の東京国立博物館では現在、
尾形光琳生誕350年記念 大琳派展 ~継承と変奏~ を開催中です。
光琳作の重文 風神雷神図屏風 が全期間展示されるのは当然と言えば当然、
驚くなかれ、この夏には一週間しか実現しなかった
俵屋宗達作 国宝 風神雷神図屏風 との同時展示が
今日28日から最終日まで行われるそうです。
しかも、今回はさらに 「4つの風神雷神図」 という企画になっていて、
酒井抱一および鈴木其一の風神雷神図が
やはり比較できるような展示になっているのだとか。
その他にもみどころ一杯の「大琳派展」、
上野の山に行く機会があれば、
ぜひ東京国立博物館・平成館に立ち寄ってみたいものです。
11月16日まで開催中、、、
風神雷神屏風図(宗達vs.光琳) (play of colour)