希少種シマウマが炭疽病で大量死=ケニア・干ばつが影響 (Livedoor/AFP/時事)
このニュースによると希少種であるグレービーシマウマ(
Equus grevyii)に
炭疽(炭疽病ではない)が発生し、大量死(頭数は明記してあるが、大量だろうか?希少種だから1頭でも問題だが)していることとその背景のほか、
グレービーシマウマが「普通のシマウマ」とどのように違うか解説している。
そもそもシマウマは全部で3つの大きなグループに分けられ、最もポピュラーなサバンナシマウマ(
E. Burchelli;バーチェルシマウマ、チャップマンシマウマ、グラントシマウマなど)を除くとヤマシマウマ(
E. zebra;ハートマンヤマシマウマ、ケープヤマシマウマ)もグレービーシマウマも絶滅危惧種とされている。
さて、そこまで説明したところで、ニュースの写真を見てみると、
これはどう見てもグレービーシマウマではなくサバンナシマウマの写真。
もちろん、キャプションは「ナイロビ国立公園のシマウマ」となっていて、
それ自体を誤りとはいえないが、
どうだろう?
話題の中心がグレービーシマウマであるならば、
それなりの写真を使うべきではないだろうか?
残念ながら、私自身もグレービーシマウマの写真を持ち合わせてはいないが、
グレービーシマウマの耳は、ミッキーマウスの耳のように丸く広がっており、
全身の縞がもっと細くて美しいはずです。
参考までに
グレービーシマウマと
サバンナシマウマの写真にリンクしておきます。
Anthrax Cause of Death in Grevy’s Zebra of Samburu Heartland
(African Wildlife Foundation)
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