ニフティの化学の広場(FCHEM)が開設している
「【自由研究】質問箱」という掲示板で、何度か
「食塩水で10円玉がきれいになるのはどうしてですか?」
「食塩水には何が入っているのですか?」という質問を目にしました。
食塩水に入っているのは水と食塩でしょうが、、、 というのはおいといて
え?食塩水で10円玉がきれいになる?
子供たちが自分で実験して、質問しているのですから本当なんでしょう。
でも、私自身、自分の目で見るまでは信じられません。
というわけで、実験してみました。
左の写真のように5種類の異なる水または水溶液を同じ量(10マイクロリットル)ずつ10円玉に乗せ、1時間放置しました。放置している間は、プラスチックのふたを乗せてエアコンの風が当たらないようにしましたが、密閉していたわけではありません。
「10」の上に置いたEDTA水溶液では液が緑色になっているようです。
「10」の右に置いたクエン酸水溶液では置いたときよりも液が広がって、きれいになっているようです。
左下、「昭和」の下に置いた塩化ナトリウム水溶液では液体が置いたときの形のままでしたが、ちょっときれいになっているような気がします。
右下、「五年」のところにはSDS(ドデシル硫酸ナトリウム)水溶液、これは濃すぎてかたまってしまったようです。
「10」の左に置いた超純水は、塩化ナトリウムよりも若干形がくずれましたが、ほぼ置いたときのままでした。
こちらの写真は上の写真を撮ったあとで、それぞれの水溶液が互いに混ざらないよう、紙で吸い取り、水道水ですすいだら、さらに水滴をやわらかい紙で拭き取って撮影したものです。
やはり、一番きれいに見えるのはクエン酸水溶液を置いた場所。その次がEDTA水溶液でした。
肝心の塩化ナトリウム水溶液ですが、「昭和」の文字の下端と、下の葉の模様の部分が、すこしきれいになっているように見えました。
やはり「食塩水で10円玉がきれいになる」は本当のようです。
では、なぜなのでしょう?
どなたか、おわかりになる方、ぜひコメントをお願いします。
ちなみに、これは私、あるいは私の子供の宿題ではありません。
今日で夏休み終了! 一日で(ゆる~く)できる自由研究
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