アイルランド共和国はヨーロッパ連合(EU)のメンバーです。
しかし、国境検査の撤廃を定めた条約、いわゆる
シェンゲン協定には加盟していません。
ですから、フランスに一旦入国した(ちゃんとロワシー・CDGのスタンプもらいました)私たちも、
ダブリンの空港では再び入国審査を受ける必要がありました。
よく、間違って書いてあるのが、
「EUだからフランスに入国したらあとは審査がない」とか
「パリの乗継ぎ通路でパスポートチェックをしていたのが入国審査だったらしい」というもの。
パリの乗継ぎ通路ではセキュリティチェックはしていましたが、
出入国の係官はそこにはいませんでした。
まあ、万一いたとしてもそれはフランスの係官で、
アイルランドの手続きなどするはずもありませんよね。
少なくとも私たちの体験では、ダブリンの入国審査窓口は
パスポートがEU域内の人向けとEU域外の人向けの二つあり、
パリから到着した機内の人たちは全員、どちらかの列に並びました。
当然のことながらパリから到着した機内にいたほとんどの人がEU域内からだったので
そちらの列が長くなっていました。
EU加盟国の中でシェンゲン協定に参加していないのはアイルランドとイギリスです。
そう、アイルランドと連合王国(イギリス)との間には二国間の協定があって、
イギリスで入国審査を受ければアイルランドでの審査はないそうです。
そちらは今回、体験することはできませんでしたが、、、
アイルランドの通貨はEuroで、イギリスのポンドとは違うし、
いろんなことが同じだったり、違っていたりして、なかなか面白いと思いました。
EUだからみな同じ、と思い込みがちですが、こういうこともあるんです。
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