金華山沖でデスマストして漂流していたヨットの中で倒れていた男性は
既に死亡していることが確認されたそうです。
※「デスマスト」と書きましたが、8日付のニュースによれば、
マストは折れておらず、ブームが脱落していたとのことです。
漂流ヨット、死亡を確認 巡視船が現場海域に到着 (Excite/共同通信)
男性は死亡後、既に数日経過しているとみられ、
ヨットに書かれた船名などから、この男性は米国籍でこのヨットのオーナー兼スキッパーの
畑下栄さん(81)とみられるとのこと。
畑下さん(当時80)は奥さんの遺骨を長野県の安曇野に埋葬しようと、
周囲の止めるのも聞かずに太平洋単独横断を敢行したものの、
ゴールを目前にして御蔵島沖で漁船と衝突。
ヨットは大破し畑下さんは腕に大怪我をしてしまった。
(このあたりは昨年12月の新聞記事やヨットマンたちのHPに詳しい)
最後は曳航されて清水港に入港したが、高齢ということもあってまずは入院となった。
漂流海域からみて、畑下さんは再びヨットで帰途についていたものと思われるが、
おそらくこの間、数多くの日本のヨット愛好家から
艇の修理やなにやらと支援を受け、万全の備えで出航したのであろうが、
予想外の悪天候に遭遇したか、それとも急に体調を崩したか、
今のところなにもわからないけれども、
故郷日本にそのまま骨を埋めることは考えになく、
米国に帰ろうという意思は固かったのでしょうね。
老セイラーのご冥福を心からお祈り申し上げます。
畑下さんとの不思議なつながり・・・ひろげたい輪! (I'm here! 今給黎教子さんの掲示板)
艇は清水港で仮修復、油壺で修理したものの、
体調のほうが完全でなく、今給黎さんはじめ皆が止めたにもかかわらず
6月15日に出航したんだそうです。(清水港に艇を置く友人からの情報)
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畑下さんと腕に同じけが 漂流ヨットに死亡男性 (Excite/共同通信)
船内に畑下さんの旅券 太平洋の漂流ヨット (Excite/共同通信)
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