人気ブログランキング | 話題のタグを見る

こまかいことにこだわってみるのもいいかもね (2003年8月クルーガー国立公園 Photo: E. Bailey)
by HOOP
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
以前の記事
カテゴリ
検索
HOOPってこんな奴
 かつてスキンの絵柄が女性だったからといって女性が書いてるとは限らないだろ。これが意外どころか、そのものズバリの脂ぎった中年男だったりするのだ。まあ、気持ちだけはいつまでも14歳くらいだったりするんだけんども、そんなこと言われたって気味悪いだけだろうしな。

 あ、そういえば、ブログホイホイに捕獲されちゃいました。アクセスアップだけじゃなくて、けっこう面白いブログに出会えるから意外と使えるかもね。

 なお、コメント、トラックバックは大歓迎です。トラックバックの際には、当方記事へのリンクをお願いしております。




yoyaQ.com

新規モニター登録

ブログ広告ならブログ広告.com


リンクシェア アフィリエイト紹介プログラム

フィードメーター

あわせて読みたい





フルーツメール


[リンク]
リボゾーム
「多摩センター動物訴訟を応援する」
岩手といえば
モデルのダイエット
ブログホイホイ



ブログでブームはブロモーション



にほんブログ村 その他生活ブログへ

にほんブログ村

TREview





タグ
その他のジャンル
物価は上昇していない − 東京大学
物価は上昇していない − 東京大学_b0002954_14511610.jpg


このタイトル、正確を期すならば「消費は増えていない」とすべきなのでしょう。


物価指数という統計上の数字があります。

総務省が毎月発表している数値を、一応公式なものとするらしいのですが、
当然のことながら、調査対象の選び方、調査方法、データ処理によって、
結果は違ってきてしまうものでしょう。

ですから、どのような調査が行われたのか、
消費者の実感とどの程度一致するのか、乖離するのかを見極め、
必要があれば、調査の方法そのものを改める必要があります。

東大日次物価指数プロジェクト

このサイトに、東京大学の渡辺努、明治大学の渡辺広太らが調査し、
試験公開を始めた日次物価指数(東大指数)というのがあるので、
総務省発表の物価指数と比較すると、面白い結果になります。

上のグラフで、青い線が総務省調査による物価指数の推移。
最新のデータは今年1月の0.49%です。
横軸は1ヵ月で、赤い線の東京大学渡辺らが調査した日次物価指数は
毎日のデータなので、日によっての違いはあるものの、
総務省発表指数がプラスに転じた一昨年10月以降も東大指数は概ねマイナスで推移し、
両者の乖離は昨年下半期で非常に顕著である事がわかります。

つまり、アベノミクスによるリフレ効果は世に言われるほどのものではなく、
個別品目の単価上昇を招いてはいるものの、
消費支出全体は伸びるどころか抑えられているために
スーパーマーケット店頭で販売・消費される全品目が対象となる東大指数では
結果的にいまだデフレが続いている状態として示されてしまうということのようです。


東大日次物価指数について
東大日次物価指数は渡辺努(東京大学大学院経済学研究科)と渡辺広太(明治大学総合数理学部・東京大学大学院経済学研究科)が,日本学術振興会・科学研究費補助金・基盤研究(S)「長期デフレの解明」(課題番号:24223003)の活動の一環として開発した新しい物価指標です。

東大日次物価指数の原データは株式会社日本経済新聞デジタルメディアから提供を受けています。また,開発に際しては,一般財団法人キヤノングローバル戦略研究所,独立行政法人経済産業研究所,株式会社シーエムディーラボなど多くの研究機関,企業,個人からサポートを受けています。

東大日次物価指数は,スーパーマーケットのPOSシステム(スーパーのレジで商品の販売実績を記録するシステム)を通じて,日本全国の約300店舗で販売される商品のそれぞれについて,各店における日々の価格,日々の販売数量を収集し,それを原データとして使用しています。調査対象はスーパーで扱われている食料品や日用雑貨などであり,商品数は20万点を超えます。購買取引の行われた日の翌々日までにデータを収集し,物価指数を作成・公開します。


東大日次物価指数の特徴
1. 高精度
消費の実態に近い物価指数を作成するには,何が売れ筋商品かについて精度の高い情報を取得し,それに基づいて価格を集計することが重要です。日本をはじめとする各国の統計作成部署では,数年間に一度の頻度で売れ筋商品の調査を行い,それに基づいて物価指標を作成しています。しかし企業間の価格競争が激化している昨今では,売れ筋商品は日々変化しており,こうした調査には限界があります。東大日次物価指数では,販売価格だけでなく販売数量も記録されるというPOSデータの特徴を活用することにより,売れ筋商品の正確な捕捉を行います。具体的には,ある日のある商品の価格が前年の同日から何パーセント変化したかを計算した上で,その商品のその日における販売数量を踏まえたウエイトを用いて,価格の変化率を加重平均します。例えば,ある日におけるある商品の売れ行きが好調であればその商品の価格変化率が物価指標に及ぼす寄与が大きくなります。この加重平均法はトルンクビスト指数とよばれており,指数理論に照らして最も望ましい性質をもつ物価指標です。なお,各国の統計作成部署では,価格収集を行う際の経費を節約するために,対象商品のサンプル抽出を行っています。これに対して東大日次物価指数は,POSシステムを活用することによりオンラインで情報を収集するので,サンプル抽出の必要がなく,スーパーで販売されている全商品を対象とすることが可能です(全数調査)。この点も既存の指標との大きな違いであり,精度を高める効果があります。
2. 迅速性
日本の消費者物価指数は総務省統計局によって作成されており,ある月の計数は翌月の月末に公表されます。これに対して東大日次物価指数では,ある日の物価をその翌々日に公表します。例えば,国債の売買をしている投資家は,日銀の金融政策の今後の展開を予想しそれに基づいて売買を行っていますが,日銀の政策を決定する重要な材料は物価であり,投資家は物価の先行きを予想しようとします。東大日次物価指数は物価に関する最新の情報を日々提供することにより,投資家が物価の先行きを予想する際の精度を高める効果があります。また,メーカーや流通業者が販売商品の価格づけを行う際に必要な情報をタイムリーに提供します。
日本では1990年代後半以降,消費者物価の下落(デフレ)が続いており,デフレ脱却を目指し日本銀行は新しい金融緩和策を導入しています。本手法を用いて,消費者物価を高精度かつ迅速に計測することにより,政策効果のモニターが可能となります。デフレ脱却の確認がタイムリーにできるほか,予期せぬ物価の急上昇を監視する指標としても有効です。
  


人気blogランキングへ
by HOOP | 2015-03-04 15:15 | News watch
<< おやつ 中日春秋 >>