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御嶽(おんたけ)山(長野県・岐阜県境、3067メートル)の噴火は、想像を絶する被害が明らかになりつつある。今回、改めて浮き彫りになったのは噴火予知の難しさだ。御嶽山の水蒸気噴火だけでなく、マグマ噴火ですら予知する技術は確立できていない。 噴火は予知できる、という考えはもはや幻想だ。だが、その幻想に寄りかかって防災計画が策定され、行政の方針が決められている。その最たるものが、政府が進めている九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働だろう。
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