ボストンマラソン爆破の犯人が逮捕されたとのニュースが流れましたが、
当局はこれをはっきり否定しました。
もしかしたら、事情聴取を受けている人はいるかもしれませんが、
現時点で逮捕をしていない、ということをはっきりさせたわけです。
翻って日本ではどうでしょう?
容疑者でもなく、逮捕もされていない人物の写真や動画が
大手マスコミによって流布され、社会的に抹殺されても、
警察当局も、そしてマスコミ自身も、なんら行動を起こさず、
反省もないのです。
いや、それ以上に、それらのマスコミの行動が
当局からのリークに基づいているものなのですから、
今回のようなことは日本では起こらないと言えるでしょう。
米CNN、ボストンのテロ「容疑者逮捕」と誤報 【ワシントン=白川義和】米CNNテレビは17日、ボストンマラソンを狙った爆弾テロ事件の容疑者が逮捕されたとの誤報を流した。
AP通信も容疑者が拘束されたと報じた。いずれも匿名の捜査関係者を情報源とし、CNNは「現場付近の監視カメラの映像で容疑者が特定された」との根拠を示していた。
連邦捜査局(FBI)やボストン市警が「逮捕者は出ていない」と発表し、報道が訂正されるまで、約1時間にわたり、逮捕情報と否定する情報が交錯した。
米メディアでは15日の事件発生から、捜査状況や容疑者の特定を巡り、過熱気味の報道が続いている。
(2013年4月18日11時34分 読売新聞)
まあ、他社の誤報を大きく取り上げるのは、
どこでも変わりはないようです。
そして外国のソースのせいにしたら、自分の記事を引っ込めることはしない。
米テロ、カメラ分析で容疑者の可能性ある男浮上 【ボストン=加藤賢治】米北東部マサチューセッツ州で行われたボストンマラソンを狙った爆弾テロ事件で、CNNテレビなど複数の米メディアは17日、いずれも捜査関係者の匿名情報として、監視カメラなどの映像を分析した結果、容疑者の可能性がある男が浮上したと一斉に報じた。
同テレビは、男は白い野球帽をかぶり、フード付きの上着と黒のジャケットを着ていたと報じた。2発目の爆発現場近くのデパートの監視カメラに映っていたという。CBSテレビによると、男は若い白人で、爆弾が隠されていた可能性があるバックパックを持っていた。約100メートル離れた1発目の爆発直後に現場を離れたという。
連邦捜査局(FBI)やボストン市警などの捜査当局は、15日の爆発現場の遺留品捜索や監視カメラ映像の分析を進めている。これまでの捜査で、テロ犯は改造した圧力鍋の中に爆薬や金属を仕掛けた爆弾を使用し、黒いバックパックに隠して沿道に運んだとの見方を強めている。
(2013年4月18日11時52分 読売新聞)
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