こまかいことにこだわってみるのもいいかもね (2003年8月クルーガー国立公園 Photo: E. Bailey)
by HOOP
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HOOPってこんな奴
 かつてスキンの絵柄が女性だったからといって女性が書いてるとは限らないだろ。これが意外どころか、そのものズバリの脂ぎった中年男だったりするのだ。まあ、気持ちだけはいつまでも14歳くらいだったりするんだけんども、そんなこと言われたって気味悪いだけだろうしな。

 あ、そういえば、ブログホイホイに捕獲されちゃいました。アクセスアップだけじゃなくて、けっこう面白いブログに出会えるから意外と使えるかもね。

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BSE 生物種の壁は?


そもそもBSEがここまで騒がれるようになったのは、
イギリスで起きたいわゆる「狂牛病」騒ぎが発端ではあるものの、
その後にみつかった「vCJD」変異型クロイツフェルトヤコブ病(*)が
イギリスの若者の命を奪ったことが大きいわけです。
クロイツフェルトヤコブ病という病名、この名前では海外では専門研究者にすら通じません。どうしてかというと、クロイツフェルトというのはドイツ語読みですね。もっとひどいのはヤコブで、英語ではヤーコプをジェイコブと読みますし、ドイツ語はヤーコプになるわけですね。っちゅうわけで、英語でもドイツ語でもないので、全然通じないのだそうですよ。

つまり、「牛の病気だよ」と言っているうちはよかったけれど、
他の動物、特に人間に「食べるだけで」感染るとなったことが、大問題なわけです。
そして、人には感染らないと思われていた根拠が「種の壁」なんですね。
プリオン病と呼ばれるこの病気が、種の壁を越えて病気を起こすには、
よほどたくさんの悪い「変異型プリオン」を食べなければならないのだと。
逆を言えば、たくさん食べれば「種の壁」を超えることはあるのだ、とも言えますが、今、アジアで騒がれている鳥インフルエンザも、大量のウイルスに接触すれば「鳥にしかかからない」はずの鳥インフルエンザで何人もの犠牲者が出ているのと同じことですね。

仏で山羊が初のBSE感染 欧州委が確認と発表

さて、このニュースですが、山羊でそういう臨床症状があったときには同じプリオン病であるスクレイピーという病気を疑うことが多いのです。羊や山羊にはもともとBSEが発見される前からスクレイピーというプリオン病があることが知られていました。まだ科学的に結論されているわけではありませんが、そもそもBSEはスクレイピーに罹った羊の肉骨粉を牛に食べさせたからだ、と思っている人は多いようです。そこでこのニュースを読んでみると、この山羊は2002年、既に2年以上前に食肉処理されています。もちろん、すぐにその肉の流通は止められましたが、じっくりと時間をかけて山羊や羊によくあるスクレイピーなのかBSEなのかを見極める検査をしてきました。そしてその検査の結果、スクレイピーではなくBSEだったというわけです。つまり、ここに2つの意味を見なければなりません。ひとつはBSEは山羊にも感染するということ。そしてもうひとつは、BSEはスクレイピーに先祖返りはしないということです。もちろん、このことはBSEに対する恐怖心を煽りこそしても、軽減はしてくれませんが、研究者には多くの情報をもたらしてくれたはずです。

実は1月27日に、アメリカからこのようなニュースが伝えられています。
人はBSE感染しにくい? サルの実験で危険度推定

2頭のカニクイザルにBSE感染牛の脳を5グラム食べさせたところ、1頭は5年で脳にvCJD様の脳症を発症したが、もう1頭は6年4ヶ月後でも異常なかったという。元になったという論文は、「サルは牛に較べて7から20倍、BSE由来の脳症には罹りにくい」と結論しているそうですが、たった2頭ではちょっと結論を急ぎ過ぎでしょう。ランセットはしっかりした雑誌ですから、論文自体はそんな言葉で書いてあるとは思えません。実際には「サルは牛より罹りにくい可能性がある」くらいのがせいぜいでしょう。ちなみに論文のタイトルは「Risk of oral infection with bovine spongiform encephalopathy agent in primates」です。
まだまだ、研究が必要なのは間違いないところですが、実はこの研究、フランスの原子力関係の研究機関が行った実験で、掲載した雑誌「ランセット」はイギリスの雑誌です。EUの保健および消費者保護委員会は2001年9月に人以外の霊長類、つまりサルを使った実験に特に意味があると提言しています。そういう背景で行われた実験の結果であり、本来ならヨーロッパから伝わるのが筋のはずのこのニュース、実はワシントン発なんですね。なぜでしょう?そうです。この情報をわざわざ共同通信社に流した人間がワシントンにいるということですね。それが日本人なのか米国人なのかまでは、考えてみてもわかりませんけど、、、

★補足:BBCのニュースでは「心配してもしょうがない」とは言ってますが、今回の結果を見て「安心しろ」とは言ってません。

トラックバック:
 変異型クロイツフェルトヤコブ病の血液感染について (ばかぼん父の世迷い言)


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by HOOP | 2005-01-29 15:29 | Biology | Comments(6)
Commented by ma_cocotte at 2005-01-29 16:08
私が大学病院にいた頃はCJ(シージェイ)と呼んでいました。病理解剖の話はスタッフから聞きましたが完全防備と言うことに私は驚き,医師たちは「脳がスポンジになっちまんだよなあ」と驚いていました。狂牛病については確か2000年後半に欧州で話題になりました。私は当時学生でしたが,アメリカ市民史専門の女性教授が階段教室で「なんだか知らないけれど今更遅いわよね。私は食べるわよ」とおっしゃったのが印象的でした。スマトラの震災もそうですが,発症しないと防ぎようがないわけで,彼女の「今更遅いわよ」という台詞は的中ですね。
Commented by HOOP at 2005-01-29 16:52
シージェイというと、すぐにホワイトハウス(TVドラマ)に出てくる長身の女性報道担当官を思い浮かべてしまいます(笑)
さて、不安かどうか、なんですが、不安はあってもやっぱり「今更遅い」のだと思います。「今更遅い」も2種類あって、つまり私たちはもう食べちゃった。だから「今更遅い」。というのと、もうひとつは一定頻度で今後牛は以上プリオンを持ちつづけるだろう。だから「今更遅い」。このふたつです。妻は、子供たちはこれからずっと食べていくのだから、と言うし、それは大人の責任として、できることはなんとかしておかなければと思うのですが、現状では危険部位を食べないように、危険部位を食べ過ぎないように、というのが限度でしょう。子牛の胸腺、大好きなんですけど、日本ではもう食べられないかも。でもきっと、フランスでなら(うるうる)
Commented by ma_cocotte at 2005-01-29 19:04
仔牛とはフランス語のVeauでせうか?確かにスーパーでも簡単に目にします。胸腺・・・むむむ。フランスは牛肉が廉価ですし,ハッシュステーキを毎日食べ続けている人もいるくらいなので,単純に「これだけ食べているのだから今更遅い」ですね。だから今も食べ続けています(爆笑)。おいしいのですよ,羊も牛も。やはり欧州一の農業国,国内食料自給率75%のフランスだからこそかもしれませんね。最近実感しています。
Commented by HOOP at 2005-01-29 22:34
そうです、veauです。胸腺は医学英語だと thymus ですが、料理英語だと sweetbread だそうです。でも、日本では該当する料理日本語がないので、業界ではフランス語のまま「リードヴォー」を使っているようですが、発音に照らして正しいのかどうかは私にはわかりません。
sweetbread には膵臓の意味もあり、ris de veau にも膵臓が含まれます。ということはフランスで買うときには区別がつかないのでしょうかね?
Commented by ばかぼん父 at 2005-03-15 18:58 x
TBと、さらに記事の中にリンクをしていただき、ありがとうございます。
よく知らなかったトピックだったので、大変興味深く読ませていただきました。
HOOPさんの切り口は、私では気が回らない視点で面白かったです。
Lancetの論文についてTBさせてもらいました。
Commented by HOOP at 2005-03-15 19:49
>ばかぼん父さん
コメントありがとうございます。
Lancet、私は本文に当たれなかったので、さっそく見せていただきますね。
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