母が私に、身に付けさせようとしたこと、
それは、戦後の世の中はサラリーマンの時代になると読んでのこと。
宴会芸として
歌のひとつも歌えないようではいけない。
詩吟ができれば、なおよろし。
日舞もやっておきましょう。
というわけで、近所の日舞の先生のお宅へ、、、
きれいなおねえさんが私のためだけに藤娘を踊ってくれて、、、
先生、興奮して母に言ったそうです。
「是非、預からせてください!3歳の男の子で、
こんなに真剣に集中して踊りを見る子は初めてです。」
母は喜んで私に話しかけました。
「先生のところで踊りをやってみようか?」
私の答えは、、、
「踊りならバレエをやる」